![]() | 重力ピエロ 伊坂 幸太郎 新潮社 2006-06 by G-Tools |
★★☆☆☆
兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは――。溢れくる未知の感動、小説の奇跡が今ここに。(表4カバー紹介文より)
ハードカバーで出たのが2003年――5年前。当時、大型書店にてPOP付きで平積みされていたのを覚えています。タイトルのセンスとカバー写真が映えていたので、買ってもいないのにずっと印象に残っていました。
そして今回、文庫版を入手したので読了。
文体は軽くリズム感があり、弾むような感覚。しかし内容は……これ、短編で充分な気がするのですが。
ストーリーにあまり関係ないようなエピソードを色々読まされて困惑。
衒学趣味という感じでも無さそうですし、いまいち最後まで乗り切れませんでした。
文体や構成は普通でいいからもっと物語のある作品が好きという、自らの嗜好は再確認できましたが。



